DPA認定校のドローンスクール明光社を運営する株式会社明光社と、国産ドローンメーカーのVFR株式会社は、8月23日(火)宮崎市内でACSL社製国産ドローンの勉強会及びデモフライト体験会を開催しました。
国産ドローンの利活用促進を目的として、県内で初めて開催され、体験会には、建設業や林業をはじめとする関係者約100人余が参加しました。
明光社の海江田和成取締役営業本部長は、「国の基準を満たし、セキュリティーに特化した最新の国産ドローンについて学ぶことで、参加された皆様方の今後の事業に少しでもお役に立つことができれば」と冒頭に挨拶し、講師を務めたVFRの湯浅浩一郎代表取締役は、国産ドローン「蒼天」「PF2-AE」について講演しました。国産ドローンを取り巻く環境や市場の動向、用途に合わせたドローンの活用事例紹介など、映像を用いながら分かり易く説明。参加者は、講師の話しをメモを取るなどして、講演の内容に熱心に聞き入っていました。
航空法の改正に伴い、機体の市場規模が大幅に高まることが予測される中、部品や周辺機器等からの情報漏洩を防止するため、国産ドローンの開発が切望されております。「蒼天」はこうした問題の解決に繋がると期待されており、情報漏洩リスクを軽減するだけではなく、品質管理が容易になることで、将来的なコスト削減も可能と予測しています。
様々な用途に合わせて運用できる「PF2-AE」は、LTE通信を標準搭載。常時監視を続けながら、2地点間での無人離着陸が可能です。配送や宅配での利用を視野に入れ、操作が容易なユーザーインターフェイスにより、橋梁点検等も安全に行うことができるほか、災害時の調査や施設警備等への活用も期待されております。
デモフライト体験会では、インストラクターが実際にドローンを操縦しながら、各種機能などについて説明を行いました。
新井考明 明光社代表取締役社長が閉会の挨拶をし、「災害時の対応や、二次災害を防ぐためにこういうものが活用できれば。明光社では、今後も最新の国産ドローンについて学ぶ機会を設け、県内の企業が導入するきっかけをつくりたい。」と述べ、勉強会を締めくくりました。
宮崎放送ホームページ「災害時や物流での活用に期待 宮崎市で国産ドローンの勉強会」
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mrt/132559
VFR株式会社 湯浅浩一郎代表取締役
屋外デモフライト体験会風景
蒼天 SOTEN