一般社団法人ドローン操縦士協会(DPA)では、特定非営利活動法人国際レスキューシステム研究機構(IRS)のNIST sUAV-STM認定事業を2022年よりご支援し、日本でのドローン操縦技能レベルを測る定量的かつ公平公正な「ものさし」であるドローン操縦技能評価試験法の普及活動を共同で推進しております。
その活動の一環として、2023年3月3日~4日に『第3回NIST sUAV-STM認定講習・試験』 <公式TestSite認定/公式Administrator認定/公式Proctor認定>が、宮崎県のDPA認定校(株式会社明光社ドローンスクール明光社:宮崎市高岡交流プラザ)で実施され、当日は宮崎県警察本部のドローン担当、蒼天等ACSL製機体を取り扱うVFR社の方々の見学もありました。
IRS公認プロクターである株式会社DroneWorkSystem坂本雅樹氏により2日間に渡りレクチャー及び試験が密度濃い内容で執り行われました。 同時に、国内NIST/ASTM STM普及推進の第一人者である木村哲也氏(国立大学法人長岡技術科学大学 教授、一般社団法人国際レスキューシステム研究機構 理事、プロクター)のご指導も賜りました。 その結果、公式テストサイト(NIST sUAV-STM検定施設)は、既存の7校に加え新たにDPA認定校4校(ドローンスクール明光社、CSPドローンスクール町田校、S-lab Drone School、DPA研修センター)がIRSより公式認定され、公式検定会場として追加整備されます。
また、公式アドミニストレタ—(試験官)は、既存の16名に加え新たに5名がIRSより公式認定されます。 公式プロクター(評価試験結果認定者)も、既存の3名に加え1名がIRSより公式認定されます。
NIST sUAV-STMは、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)で定められ、アメリカでは既に広く採用されているドローン操縦技術の定量的かつ公平公正な評価方法であり、アメリカでの消防や警察などの公共機関でドローン活用の際に必要となる操縦者の技能評価基準となっています。
■NIST/ASTM sUAV-STMって何?
※NIST/ASTM sUAV-STMとは、アメリカの国立標準技術研究機関であるNIST (National Institute of Standardsand Technology)が提唱するロボット操縦技能の中の ドローン操縦者評価メニューです。
※ ASTMインターナショナル (ASTM International) は、世界最大・民間・非営利の国際標準化・規格設定機関で、工業規格のASTM規格を設定・発行している。
※ STMとはStandard Test Methodと言い、標準試験方法と訳されます
■IRS/ NIST sUAV-STM認定事業
http://www.rescuesystem.org/nist-astm_certificate/
アドミニストレーター 実地訓練
バケツの設置とシビアな位置角度調整、録画システムの調整
宮崎県警の方が視察見学
座学風景