
Foxtrot株式会社は、「空間を可視化する技術で、世界の可能性を広げる」をスローガンに、XR (Extended Reality) とドローン技術を融合した多様なソリューションを展開しています。同社は、空間情報や映像をリアルタイムに可視化・共有する技術を核に、次のような取り組みを進めています。
HMDを使用したドローンシミュレータ「SimFlight XR」は、Meta Quest Storeで展開され、国家資格対応の基本訓練から、荒天・災害時など実機では再現が難しいシナリオまで幅広く対応しています。現実世界の映像を背景に訓練できるARパススルーモードと、バーチャル空間に完全に没入できるVRイマーシブモードを自由に切り替えることができ、現場さながらの臨場感を実現します。さらに、現実空間に基づく障害物とのインタラクション機能を備え、実践的な操縦トレーニングを可能にしています。測量・点検・災害対応など、業務内容に合わせたカスタマイズにも対応しており、教育から実運用までを支援する次世代のトレーニングソリューションとして注目されています。
Foxtrotはまた、2025年10月にルクセンブルクで開催された GICHD (ジュネーブ人道的地雷除去国際センター) 主催のInnovation Conference 2025にも出展しました。この国際会議は、地雷・不発弾 (総称してEO: Explosive Ordnance) 対策における新技術や国際協力の在り方を議論する場であり、Foxtrotはドローンとコンピュータビジョン、そしてXR技術を組み合わせたEO検出・安全教育システム「Tombi」を紹介しました。展示ブースには、世界各国の政府関係者、人道支援団体、業界関係者が訪れ、今後の国際連携に向けた活発な議論が行われました。
Foxtrotは、DPA賛助会員として、日本のドローン産業および教育の発展に寄与するとともに、XRとドローン技術を通じて、世界の安全と効率を支える社会インフラの実現に取り組んでいきます。
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